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のり推進協
のりができるまでProcess
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 のり生産者(のり養殖漁家)は秋頃、のり網に種付け(殻胞子付け)します。種付けは陸上の施設または海で行います。種付けの後、海で養殖を開始します。海での養殖は翌年3月末または4月中旬まで行われます。成長したのり(生のり)はのり摘採船などを使って収穫した後、陸揚げし、のり乾燥施設で洗浄、細断され、全自動乾のり製造装置(全自動乾のり乾燥機と呼ばれることもある)で成形、脱水、乾燥され、四角形(約21cm×19cm、約3 g)の「乾のり」になります。ここまでの工程は、すべてのり生産者によって行われます。近年の年間乾海苔生産量は50~60億枚程度です。
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のりの種付け
貝殻(主にかき殻)にのりの種子(果胞子)をつけ、のりが病気や栄養不足にならないよう、気を付けて培養(3月~9月)します。
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のりの養殖
網に種付けをした後、芽が出た網を海に張って養殖をします。順調に育つように1枚ずつに広げて、養殖漁場いっぱいに広げます。
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のりの育成
のりは太陽光線を受けて濃い赤みを帯び、アミノ酸をたくさん含んだ柔らかくて甘みのある、美味しい海苔に育ちます。
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のりの収穫
のり芽が15~20cmに育ったら収穫をします(10月頃~)。昔は手作業で重労働でしたが、現在では機械でのり摘み作業が行われます。
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のりの乾燥
摘んだのりは、大型ののり製造機械(全自動のり乾燥機)で乾のりとなります。のり製造機械はのり製造の一連の工程をこなします。
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のりの検査
検査場では、1束100枚として持ち込まれたのりの検査が行われ、品質による格付を行い、その地域ののり共同販売場に出荷されます。
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のりの共同販売
共同販売場には、その地域の共同販売(入札会)参加資格を持った問屋さん、加工屋さんなどが参加し、必要なのりの品定めをして、競争入札による買付が行われます。
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のりの出荷
買付された海苔は二次乾燥されます。その後、焼きのりや味付のりなどに加工され、容量・安全性を確認後、スーパーや小売店に出荷され、私たちの食卓に並びます。
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のり製品の区分
生産者が収穫(摘採)・製造した過渡的な製品
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生のり
漁場から収穫(摘採)したのり。原藻ともいう。通常は乾のり製造の原料だが、生のりのまま二杯酢等で食されることもある。
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乾のり
生のり(原藻)を全自動乾のり製造装置で抄製・乾燥させたもの。共販に出荷され、入札によって落札されのり流通・加工業者の手に渡る。
乾のりを落札した流通・加工業者が
加工したもので市場に出回り店頭に並ぶ製品
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干のり(または乾のり)
乾のりを火入れ加工して水分を下げたもの。2枚に重ねて焙ってから食べる。関西地区ではそのまま巻物に使うことがある。
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焼のり
乾のりを焼加工した製品。そのまま食べられる。かつては干のりが主体であったが、現在はほとんどがこの形である。
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味付のり
乾のりを焼加工し更に味付加工した製品。日本では味付けは醤油ベースが多い。製品毎に味は異なる。
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ばら干海苔
生のりをそのまま乾燥させた製品。味噌汁、ラーメン等に入れて食べる。近年増えている。